関節や筋肉の保護やサポートに使用するテーピングですが、人によってはかぶれてしまうことがあります。1回だけではなく継続的に使うテーピングでのかぶれは困りものですよね。
そこで今回は、テーピングでかぶれる原因と、かぶれてしまった場合の対処法、アンダーラップの活用法まで詳しく解説します。
テーピングでかぶれる原因とその対策
テーピングでかぶれてしまう原因は、次の通りです。
- 貼り付け時の引っ張りによる負荷
- 剥がす時の衝撃による皮膚の損傷
- 肌質に合わない素材の使用(アレルギー)
- 長時間使用による浸軟
次で上から順に、それぞれの対処法とともに説明します。
貼る・剥がすときのかぶれの原因と対策
貼る時のかぶれは、貼り付け時の引っ張りによる負荷が原因です。テープを強く引っ張りながら貼ってしまうと、皮膚に不自然なテンション(引っ張り)がかかり、その部分に負担が集中して炎症やかぶれの原因になってしまいます。
また、強いテンションで貼ることでテープが元に戻ろうとする力が働き、両端に水ぶくれができてしまうこともあります。
基本的にテーピングを貼る時は、かぶれやすいテープの最初と最後は各1センチほど浮かせておき、引っ張りがない状態にして最後に貼るようにしましょう。テンションが強いほど固定力は増しますが、筋肉の動きを制限しすぎない、無理のない範囲で可動域を保つことが重要です。
剥がす時の衝撃による皮膚の損傷
剥がす時の衝撃による皮膚の損傷は、テープを剥がす時に表皮の角質層まで一緒に剥がれてしまうことが原因です。表皮層まで剥がしたかぶれは、赤みやヒリヒリ感を伴うかぶれを引き起こします。
さらに、剥がしたあとに粘着剤が肌に残っていると、それが刺激となり、数時間後にかぶれが出るケースもあります。
皮膚の損傷によるかぶれの場合は、剥がす時は体毛に沿って剥がすようにすれば軽減します。また、お湯に濡らして剥がすことでテーピングが剥がしやすくなります。それでも剥がしにくい場合は、テーピングリムーバーと呼ばれる除去スプレーを使うのもおすすめです。
貼っている最中で発生するかぶれ
肌質に合わない場合のかぶれは、テープの原材料に含まれる成分が皮膚に合わないのが原因です。接着剤による刺激・アレルギー反応によって、赤みやかゆみなどを伴うかぶれが発生します。このようなかぶれは「接触性皮膚炎」と呼ばれます。
貼っている最中のかぶれは、パッチテストで確認することも可能です。初めて使用するテーピングを小さく切って腕などに貼り、かぶれが発生しないか様子を見るとよいでしょう。
またテーピングに使われている粘着剤には「アクリル系」「ゴム系」「シリコーン系」の3種類があり、この中でも現在主流のアクリル系粘着剤は、添加物が少なく比較的肌への刺激が少ないとされています。
長時間使用による浸軟
長時間の貼りっぱなしによってもかぶれは、汗がこもって蒸発しにくくなり、皮膚の角質層のバリア機能が低下し、外部の刺激に対して弱くなったことが原因です。この状態になると、肌が白くふやけた「浸軟(しんなん)」という状態になります。
基本的に、テープは24時間以内に剥がすのが望ましいです。特に汗をかきやすい季節や運動後は、数時間ごとの貼り替えも検討してください。
テーピングでかぶれたときの対処法
かぶれの症状が出たときは、まずはすぐにテーピングをはがすことが大切です。以下の対応をしてください。
- 患部をぬるま湯でやさしく洗う
- 清潔なタオルで水分をふき取り、乾燥させる
- 市販の保湿クリームや軟膏を使用する(必要に応じて皮膚科で相談をおすすめします)
- 赤みやかゆみが続く場合は皮膚科を受診
予防としては「同じ場所に毎日貼らない」「肌にやさしいテープを使う」「アンダーラップを使う」などの工夫が有効です。
テーピングによるかぶれはアンダーラップという選択肢
アンダーラップはテーピングによる肌への負担を軽減したい方に向けて販売されている商品です。アンダーラップとは、主にテーピングの下地として使用される、皮膚を保護するための非粘着性のテープです。
- テーピングによるかぶれを軽減する(貼る・剥がす時の刺激やアレルギーの軽減に役立つことがあります)
- 汗を吸収し、蒸れにくくする(浸軟の予防に役立つことがあります)
- テープの貼り直しも容易で肌のダメージが少なくなる場合があります
テーピングと肌の間に一枚、アンダーラップが挟まるので、直接的な刺激を避けることができます。次で使い方について簡単に説明します。
アンダーラップの正しい使い方
アンダーラップの一般的な使い方は次の通りです。
- テーピングをする箇所に、軽く引っ張りながらアンダーラップを巻く
- 重ねすぎず、肌がほんのり見えるくらいの重なり具合にする
- 必要な範囲だけ巻いたら、その上から通常通りテーピングをする
アンダーラップ自体は粘着性はありませんが、スポンジ素材なのでアンダーラップ同士で重なると止まります。ただし、粘着性はありませんので、テーピングでしっかり固定する必要があります。
まとめ
テーピングでかぶれる方は少なくありません。しかし、アンダーラップを使うことで肌への負担を軽減することが期待されています。当記事があなたの参考になれば幸いです。





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