【自宅で簡単】炭酸水は手作りできる！クエン酸×重曹でコスパ最強の炭酸水

ハイボールを飲むためにほぼ毎日炭酸水を買っています。

とはいえ、炭酸水って意外と出費がかさむんですよね。
1ℓあたり100円前後。ついスーパーで買ってしまいますが、毎日1ℓ飲むと月に約3,000円。
そう、炭酸水代だけでディナーに行ける金額になってしまうのです。

そこで今回は、「自宅で炭酸水を作る方法」を調べてみました。
どうやらペットボトルをセットするだけで、自分好みの強さの炭酸水を作れる“炭酸水メーカー”なる便利アイテムもあるらしいので、合わせてご紹介します。

【おすすめ】炭酸水にはメリットがたくさん

まずは、手作り炭酸水の前に知っておきたい炭酸水のメリット・デメリットを簡単にまとめます。

• 満腹感を高める
• 消化を助ける
• 血行促進・疲労回復
• ジュースやアルコールの割材
• 料理に使える

次で上から順にご説明します。

満腹感を高める

炭酸水を飲むと満腹感を感じやすくなります。理由はシンプルで、水に溶けた二酸化炭素が胃の中で泡になり、物理的に胃を膨らませるためです。この膨張が満腹中枢を刺激し、「もうお腹いっぱい」と錯覚させるのです。「何か食べたいけど我慢したい…」そんなダイエット中に炭酸水がおすすめです。

消化を助ける

炭酸は胃を刺激し、胃酸の分泌を促します。胃酸は食べ物を分解する働きを持っているため、炭酸水を飲むことで消化がスムーズになり、便秘や胃もたれの改善にも役立ちます。少し食べ過ぎたという時に炭酸水を飲むと、いつもより胃の調子が整い、スッキリとした感覚になりますよ。

血行促進・疲労回復

炭酸水に含まれる二酸化炭素は、体内に取り込まれると毛細血管を拡張させ、血行を促進します。その結果、酸素や栄養が体のすみずみまで行き渡り、冷え性や疲労回復、さらには肌の新陳代謝促進にも効果が期待できます。

ジュースやアルコールの割材

炭酸水はジュースやアルコールの割材によく使われます。ウィスキーに炭酸水を混ぜればハイボールに、焼酎で割ると炭酸割（ソーダ割）ができます。アルコールに限らず果汁100％のジュースや黒酢や林檎酢などを炭酸水で割ったりする飲み方もおすすめです。

料理に使用できる

料理にも炭酸水がおすすめです。たとえば揚げ物の衣を作る際、水の代わりに炭酸水を使うとサクサク感がアップ。煮物に使えば素材が柔らかくなり、味が染みやすくなる効果も。さらにお肉を炭酸水に漬け込むと、炭酸の弱酸性がタンパク質をほぐし、保水力を高めてジューシーに仕上がります。炭酸水を使用することで料理の幅が広がります。

良いこと尽くめの炭酸水ですが、過剰摂取はNG。飲みすぎると胃もたれや腹痛を起こすことがあります。また、炭酸水は弱酸性のため、歯のエナメル質を傷つけるおそれも。1日1ℓを目安に楽しみましょう。

【最安＆簡単】クエン酸と重曹で作る炭酸水のレシピ

炭酸水は、クエン酸と重曹を混ぜるだけで作れます。

手作り炭酸水の材料

• クエン酸（食用）…1g
• 重曹（食用）…1g
• 水（冷たいほうが良い）…200ml

作り方はコップにクエン酸と重曹を入れ、水を注ぐだけです。シュワシュワっと泡立てば、即席炭酸水の完成！

ただし、重曹は炭酸水素ナトリウムなので、この作り方では少し塩味を感じることがあります。味が気になる場合は分量を調整してください。

また、冷たい水のほうが炭酸が抜けにくく、喉ごしもアップします。

重曹は1日5g、クエン酸は1日2gを上限に摂取するようにしましょう。過剰摂取は胃痛や下痢の原因に繋がります。

コスト計算：1リットルあたりたったの14円！

Amazonで販売されているクエン酸と重曹を元にコストを簡単に計算してみました。手作り炭酸水のコスパの良さが一目瞭然です。

材料	内容量	価格	1gあたりの価格
クエン酸	500g	1,231円	約2.46円
重曹	3kg	1,161円	約0.39円

1ℓ（クエン酸×5g、重曹×5g）作る場合、クエン酸：約12.3円＋重曹：約1.95円になりますので、なんと合計 約14.25円／ℓ。市販の炭酸水（100円前後）と比べると、約1/7の価格で炭酸水が作れてしまうのですね！

水代をいれても圧倒的なコスパです！そして何より家で炭酸水が作成できるということは「買い忘れ・持ち運びの手間」がゼロ。

何回、何回、ハイボールを飲もうとして炭酸水がないことに絶望をしたか。家に炭酸水とクエン酸があればできるというのに…！

先ほどの計算には水代が含まれていません。水は水道水でもOKですが、味が気になる方は天然水や浄水器の導入もおすすめです。

クエン酸と重曹はお掃除に使えます。クエン酸はアルカリ性の汚れ（水垢、石鹸カスなど）を落とすのに効果的です。重曹は弱アルカリ性で酸性の油汚れや皮脂汚れに使用できます。また重曹は粒子が細かいので研磨剤としても使えます。

炭酸水メーカーという選択肢

さきほどご紹介した手作り炭酸水は少し塩味があったり、炭酸の強さを細かく調整できなかったりします。そんな時におすすめなのが「炭酸水メーカー」です。いま筆者が一番欲しい家電です。

炭酸水メーカーのメリット

• ボタンひとつで炭酸注入
• ゴミが出ない
• 炭酸の強さが調整できる
• ジュースやお茶にも炭酸注入できるタイプもある

炭酸水メーカーなら、ボタンを押すだけで好みの強さの炭酸水を作れます。お酒用には強炭酸、食事中には弱炭酸――そんな使い分けも自由自在にできるというのです！

モデルによっては水以外にも炭酸を注入できるので、ワインをスパークリングにしたり、気の抜けたビールを復活させたりすることも可能。夢が広がりますね。

炭酸水メーカーのデメリット

個人的にデメリットに思っている点ですが、炭酸水メーカーにはガスシリンダーが必要です。炭酸の泡はガスなので当然と言えば当然なのですが…。

ガスシリンダーには炭酸の充填方法の違いで次の２つに分けられます。

• カートリッジ式
• シリンダー式

次で上から順にご説明します。

カートリッジ式

カートリッジ式は、使い切りタイプのガスカートリッジを本体にセットして使用する方式です。1回ごとにカートリッジを交換する必要があるため、シリンダー式に比べるとややコストが高くなります。しかし、その分コンパクトで扱いやすく、本体価格も比較的安価というメリットがあります。

また、ガスボンベの返却や交換の手間がなく、使い終わったカートリッジはそのままゴミの日に捨てられる手軽さも魅力です。「たまに炭酸水を楽しみたい」「キッチンに大きな機械を置きたくない」という方にはぴったりのタイプです。

シリンダー式

シリンダー式は、小型のガスボンベ（シリンダー）を本体にセットして炭酸ガスを注入する方式です。
カートリッジ式に比べてコスパが良いのが特徴です。

また、炭酸の強さを自分で調整できるモデルが多く、日常的に炭酸水を飲む人や、料理・お酒の割材として頻繁に使う人にシリンダー式がおすすめです。

ただし、ガスが切れた際は新しいガスボンベを購入するか、家電量販店やドラッグストアなどの取扱店に持ち込んで交換してもらう必要があります。メーカーによっては郵送でシリンダー交換を受け付けている場合もあります。

まとめ：手軽に炭酸ライフを始めよう

以上、炭酸水の作り方についてご説明しました。

炭酸水メーカー、正直ちょっと気になりますよね。
ただ、ボンベの交換ってやっぱり悩ましいところ。
カートリッジ式なら交換不要ですが、コストが高めだし、定期的に買うのも正直めんどくさい。
となると…やっぱり買うならシリンダー式か。

いや、しかし。炭酸水メーカーを導入したら、お酒を飲む手が止まらなくなりそう…。
いや待てよ、重曹とクエン酸があれば、その場で作れちゃうのか…？

お酒とダイエット。
本来なら相反する二つのテーマなのに、なぜか一つのガジェットに落ち着くこの不思議。

以上、炭酸水の作り方についてでした。
当記事があなたの参考になれば幸いです。