
観光名所が多数ある金沢だが、
歴史的建造物が残る、石川県金沢市とは

石川県金沢市は藩政時代に加賀百万石の城下町として栄えた古都です。第二次世界大戦の戦果を免れたこともあり歴史的建造物や街並みが今もなお残っています。歴史的遺構を残しつつ、北陸中枢としての機能を備えた街が金沢市なのです。今回は金沢市のおすすめスポットをご紹介します。
①金沢城公園と②兼六園

金沢城は16世紀に築城された加賀藩前田家の居城です。度重なる火災によって藩政期からの遺構は石川門と三十間長屋など少なくなりましたが、古文書や古絵図などをもとに菱櫓や橋爪門続櫓、五十門長屋などが復元されています。金沢城は公園として整備されているので当時の遺構を無料で見て回れます。

また金沢城の近くにある日本三名園の兼六園も欠かせません。兼六園は加賀5代藩主前田綱紀が蓮池庭を作ったのが始まりで13代の斉泰の頃に現在の形となりました。膨大な歳月をかけて作られた名園を季節の花木が美しく彩ります。
金沢城公園 | |
営業時間 | 7:00~18:00(10月16日から2月末は8:00~17:00) 菱櫓や橋爪門続櫓、五十門長屋は9:00~16:30の最終16:00 |
定休日 | 無休 |
入園料 | 無料 菱櫓や橋爪門続櫓、五十門長屋は共通310円 |
電話番号 | 076-234-3800 |
アクセス | バス停兼六園下、金沢城から徒歩3分 |
兼六園 | |
営業時間 | 7:00~18:00(10月16日から2月末は8:00~17:00) |
定休日 | 無休 |
入園料 | 310円 |
電話番号 | 076-234-3800 |
アクセス | バス停兼六園下・金沢城下車から徒歩3分 |
③金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は、2004年に「まちに開かれた公園のような美術館」がコンセプトに開館した美術館です。円形の総ガラス張りの建物はどの方角からでも気軽に立ち寄れるように設計されており、周囲の芝生には作品が遊具のとして配置されています。
金沢21世紀美術館の展示品の中でも特に「スイミング・プール」が有名で、いっけん水が満たされている普通のプールですが、実は中が空洞になっており内部に入ることができます。水を挟んで人と手を触り合うことのできる不思議な体験ができます。
金沢21世紀美術館 | |
営業時間 | 展示ゾーン 10:00~18:00(金土は20時まで) 交流ゾーン 9:00~22:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は直後の平日) |
入館料 | 展示ゾーン 展覧会によって異なる 交流ゾーン 無料 |
電話番号 | 076-220-2800 |
アクセス | バス停広坂・21世紀美術館下車すぐ |
※令和6年能登半島地震によって一部設備が見れません。展示品については美術館からのアナウンスをご確認ください。
④ひがし茶屋街

茶屋街とは、芸妓あそびなど大人の社交場として栄えた歓楽街のことです。金沢には、ひがし・にし・主計町(かずえまち)の3つの茶屋街があり、1階は格子、2階は雨戸に覆われた珍しい茶屋建築を見ることがあります。
その中でもひがし茶屋街は、重要伝統的建造物保存地区に指定されており、当時の艶やかな茶屋街が残されています。また観光地として発展しているのもひがし茶屋街であり、お土産店やリノベーションされたカフェなどご飯や買い物にもおすすめのスポットです。
にし茶屋街は少し離れますが、3つの茶屋街は徒歩30分以内にありますので時間がある方はすべて回ってみてください。(マップ青丸箇所がにしと主計町)
ひがし茶屋街 | |
営業時間 | なし(多くの店が17:00閉店) |
電話番号 | 076-232-5555(金沢市観光協会) |
アクセス | 城下まち金沢周遊バス:橋場町バス停から徒歩約5分 |
⑤近江町市場

江戸時代から300年、金沢の食文化を支える「市民の台所」が近江町市場です。狭い小路には約180の店が並び、新鮮な海の幸や地元産の野菜や果物などが販売されています。市場内には飲食店もあり日本海の新鮮な魚介類をその場で食べられます。人気店は並んでいますのでお昼時間を外して行くか、事前に調べていくことがマストです。
近江町市場 | |
営業時間 | 9:00~17:00※店舗により異なる |
定休日 | 年始(1月1~4日)※店舗により異なる |
電話番号 | 076-231-1462(近江町市場商店街振興組合) |
アクセス | 城下まち金沢周遊バス:武蔵ヶ辻・近江町市場バス停から徒歩すぐ |
まとめ
今回ご紹介した観光地は近くにあるため歩いて行き来することができますが、1日で全部回ると大変なので北陸応援割を使ってゆったり回ってください。

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