GASを始めて動かす時に「承認が必要です このプロジェクトがあなたのデータへのアクセス権限を必要としています。」と表示されます。
GASの初回実行時に必ず出ますが、承認までの順番がわかりにくく、警告のような文面に驚いてしまいますよね。
今回は、アクセス権限の承認が求められる理由と、承認の方法についてご紹介します。
アクセス権限を承認する理由
アクセス権限を承認することで、Googleアプリへプログラムがアクセスできるようになります。例えば、スプレッドシートのデータを読み取る、Gmailを使ってメールを送信するなどの操作は、それぞれのサービスへのアクセス権限を得ることで実行できます。
つまり、作成したプログラムとGoogleアプリとの連携にはアクセス権限が必要です。そして、GASはGoogleアプリで動くプログラムなので、GASを動かしたい場合はアクセス権限の承認が必須となります。
セキュリティリスクを理解した上で実行する
必須とはいえ、アクセス権限の承認は慎重に行う必要があります。なぜなら、スクリプトが不完全で情報が失われたり、情報が漏洩したりするセキュリティリスクがあるためです。
そのため、スクリプトがユーザーのデータにアクセスしようとするたびに、警告文のようなテロップで注意を促しています。
特に、インターネット上で共有されているコードを使用する際は、そのスクリプトが信頼できる作成者から提供されているか、コード内に不審な記述がないかを確認してから実行してください。
アクセス権限を承認する手順
アクセス権限の承認は、次の手順で行います。
権限を確認をクリックします。


使用するアカウントを選択します。

「このアプリはGoogleでは確認されていません」のページが表示されますが、「安全なページに戻る」ではなく左にある「詳細」をクリックします。

詳細をクリックすると、「リスクを理解し、デベロッパーを信頼できる場合のみ、続行してください。」の下に「無題のプロジェクト(安全ではないページ)に移動」がありますのでそこをクリック。

ページが遷移して、「無題のプロジェクトがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」と表示されます。下にある許可をクリックしてください。

「お使いのGoogleアカウントへのアクセスが無題のプロジェクトに許可されました」と表示されますので、アクティビティを確認をクリック。
これでGASが使えるようになりました。
まとめ
GASのアクセス権限についてご紹介しました。GASを使っていると必ず目にしますが、初めて見た人は驚いてしまいますよね。あなたが作ったGASを別の人が実行するときもアクセス権限の承認が必要となります。
理由や手順を説明できるようにしておくと、相手も安心して承認することができます。ぜひこの記事があなたの参考になれば幸いです。
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