扁平足とは、土踏まずが消失した状態の足を指します。この状態になると、疲労感が出やすくなったり、痛みを感じることもあります。
とはいえ、扁平足矯正用の靴はデザインが好みではないと感じる方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、多くの人々に愛されている「ニューバランス」です。ニューバランスの靴は、デザイン性と高い機能性を兼ね備えており、扁平足の方にも適した選択肢として注目されています。
今回は、扁平足の方に特におすすめしたいニューバランスのシューズと、その理由についてご説明します
症状が進行している場合は、まず医療機関を受診してください。医師の診断によっては、健康保険を利用してインソールを作成することが可能です。
扁平足の基本とセルフチェック

扁平足とは、足裏のアーチ(弓なり部分)が崩れ、足全体が地面に接している状態を指します。簡単なセルフチェックとして、足を地面につけたときに指一本分の隙間がない場合は扁平足の可能性があります。
本来足のアーチ部分は、歩行時の衝撃を吸収し、足の筋肉や関節を保護する役割を果たしていますので、扁平足になると次のような問題が起こりやすくなります。
- 足裏や足の内側に痛みを感じやすい
- 長時間の歩行で疲労感が強くなる
- 膝や腰に負担がかかり、全身のバランスが崩れる
- 合わない靴を履くとさらに悪化する可能性がある
扁平足は足に原因があるため、自分の足に適した靴を選ぶことで、歩行時の衝撃を緩和し、痛みや疲労を軽減することができるのです。
扁平足の靴選びで大切なポイント

扁平足の方が靴選びで見るポイントとしては次の通りです。
- 足幅に合ったサイズ
- ラウンドトゥ
- クッション性
扁平足の方は土踏まずがないため、足幅が広がってしまっていることがあります。靴が狭すぎると足を圧迫して痛みや変形の原因となり、広すぎる場合は安定性が低下して歩行が不安定になることがありるので足幅にあった靴を選ぶことが大切です。
さらに外反母趾などの誘発を防ぐために靴先が丸いラウンドトゥの靴を選びましょう。先の尖ったタイプの靴を履いていると、靴と擦れて痛みを伴うことがあります。外反母趾は偏平足でない人でも起こりますが、偏平足の人はより注意してください。
さらに、クッション性のある靴を選ぶこともポイント。扁平足は土踏まずがないので、歩行の衝撃で足や膝を痛めてしまいます。そこで安定感のある靴を選ぶことで、長時間歩行でも疲労感を軽減し、膝や腰への負担を和らげます。
ニューバランスをおすすめする理由

ここからは、なぜニューバランスが扁平足の方におすすめかという理由についてご説明します。
- ニューバランスの歴史
- 豊富な足幅展開
- クッション性抜群のミッドソール
- デザイン性
次で上から順にご説明します。
New Balanceとは
ニューバランスは1906年にアメリカのボストンで矯正靴メーカーとして誕生しました。そもそもアーチサポートインソールや、扁平足などの足の問題を矯正する靴の製造に力を入れてきという歴史があります。単なるファッションブランドではなく足の健康を考えた靴づくりに長い歴史と実績があるブランドがニューバランスなのです。
豊富な足幅展開
ニューバランスは通常の靴と異なり、足幅(ワイズ)の選択肢が豊富です。細い足(B)から幅広(2E、4E)まで対応しており、扁平足特有の広い足幅にもぴったり合う靴が見つかります。下記はニューバランス公式のチャート表から引用いたしました。
メンズ | |||
---|---|---|---|
D | 2E | 4E | 6E(G) |
やや細い | 標準 | 幅広 | 超ワイド |
レディース | |||
---|---|---|---|
B | D | 2E | 4E |
やや細い | 標準 | 幅広 | 超ワイド |

男性と女性では足幅の記述が異なりますので、注意してください
ミッドソール
ニューバランスの多くのモデルには、足裏のアーチをしっかりサポートするミッドソールが搭載されています。ニューバランスの代表的なミッドソールは次の通りです。
種類 | 特徴 |
C-CAP:シーキャップ | EVA素材を圧縮成型し、クッション性と耐久性を向上させた軽量なミッドソール技術です。 |
REVLITE:レブライト | 高い軽量性、クッション性、耐久性を兼ね備えた革新的なミッドソール素材で、従来の素材に比べて30%の軽量化を実現しています。 |
ABZORB:アブゾーブ | 衝撃吸収性と反発性に優れたクッション素材で、足への負担を軽減します。 |
ENCAP:エンキャップ | 衝撃吸収性のあるEVA素材をポリウレタン素材で包み込み、クッション性と安定性を両立させたミッドソール構造です。 |
ACTEVA:アクティバ | 優れたクッション性と軽量性を実現し、耐久性も向上させたミッドソール素材です。 |
Fresh Foam:フレッシュフォーム | 均一に発泡するクッションフォームを採用し、衝撃吸収性と反発弾性を兼ね備えたミッドソールです。 |
ポリウレタン素材は湿気や温度の影響を受けやすく、加水分解により経年劣化してソールが剥がれる可能性があります。一方で、EVA素材は時間が経つと硬化し、クッション性が失われて履き心地が変わってしまうことも。使用頻度や環境に応じて、2〜3年を目安に買い替えることを念頭に購入するといいでしょう。
また複数のミッドソール技術が組み合わさっているシューズも多く存在するので、実際に履いてみて履き心地を確認してください。

ちなみにラルフローレン氏が「雲の上を歩いているよう」と言ったのはM1300です。使われているミッドソールはENCAPですね!
デザイン性
デザイン性に関しては言わずもがな。老若男女問わず多くの人々に愛され続けているブランドです。その理由の一つが、シンプルで洗練されたデザインと豊富なカラーバリエーション。ベーシックなモデルからトレンド感あふれるモデルまで揃っており、シーンを選ばず履ける万能さが魅力です。
日常使いでは、カジュアルコーデに合わせやすいデザインが多く、スニーカーながらも上品さを演出できるため、幅広い年齢層に支持されています。スポーツシーンでは、機能性とデザイン性を両立したモデルが多く、アクティブなシーンでもおしゃれを楽しめます。
街中を歩けば見ない日はないほどの定番シューズであり、ファッション雑誌でも「鉄板アイテム」として取り上げられることが多いのがニューバランスです。
【何番?】おすすめのニューバランスのシューズ
【メンズ用】ニューバランス MW880 v6
[ニューバランス] ウォーキングシューズ MW880 v6 Fresh Foam フレッシュフォーム 880 幅広 メンズ BK6(BLA…
【レディース用】ニューバランス WW880 v6
ニューバランスで疲れにくく、歩きやすいおすすめの型番は880番です。880番は2010年にウォーキングシューズとしてリリースされ、長時間の歩行ができるように設計されています。
ミッドソールにはフレッシュフォーム、踵には安定性を確保するためにCRカウンターが使われています。つまりクッション性と安定性が抜群な靴がニューバランスの880番なのです。

2013年から11年連続で日本国内販売足数・金額No.1。履きやすさを裏付けています
ニューバランスの880番の評判
足の矯正靴としてニューバランス880番の評判を集めました。
整骨院の先生などがニューバランスの880をおすすめしている記事も貼っておきます。
880番の具体的な選び方はこちらの記事に詳しく書いていますので、ご覧いただけますと幸いです。
シューズに悩んだらインソールもおすすめ
ニューバランス以外の靴を希望される場合や、時と場合によってシューズを履き替えたい方におすすめなのが「インソール」です。
インソールとは、靴の中に敷く中敷きのことで、足裏のアーチサポートや衝撃吸収、フィット感の向上などを目的として使用されます。特に扁平足の方にとって、適切なインソールを使用することで、足裏の負担軽減や姿勢のサポート、長時間歩行時の疲れを軽減する効果が期待できます。
ニューバランスはインソールの種類も豊富で、さまざまなニーズに対応しています。
売り上げNo.1インソール:LAM35689(旧RCP280)
[ニューバランス] インソール サポーティブリバウンドインソール (RCP280 / LAM35689) 中敷き インサート L…
- 反発性と衝撃吸収に優れており、足への負担を軽減
- 防滑性が高く、足がズレにくい設計
- 中足部から踵部への保護性が向上し、安定感をサポート
- ランニングシューズなどパフォーマンスシューズで採用されるラスト(足型)に対応した高性能インソール
ランニングやウォーキングなど、長時間歩くシーンや運動時にぴったりのインソールです。足のアーチをしっかりサポートすることで、パフォーマンスの向上だけでなく、足裏や膝への負担軽減にも役立ちます。
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